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チベットは、現在は中華人民共和国・チベット自治区と呼ばれていますが、その本来の国土は
青海省全域及び甘粛省・四川省・雲南省の一部も含まれています 。
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面積:250万平方キロメートル。(日本の6倍以上)
「チベット自治区」は120万平方キロメートル。
チベットの大部分は「チベット自治区」の外側に広がっています。
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国土:チベット自治区
青海省
天祝チベット自治県・甘南チベット族自治州(甘粛省)
阿バチベット族羌族自治州・甘孜チベット族自治州・木里チベット
迪慶チベット族自治州(雲南省)
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チベットとチベット民族は、「チョルカ」と呼ばれる3つの地方に大きく分けられる。それは、ウーツァン、カム、
アムドと呼ばれる地方である。ウーツァンはチベット中央部と西部から、カムはチベット東部、アムドは北東
部から成る。現在、ウーツァンの全域がいわゆるチベット自治区に、アムドの大部分は現在の中国の青海
省となっている。カムの大部分とアムドの1部分は中国の甘粛省、四川省、雲南省に組み込まれている。
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チベットの区分
「プーと大プー」:チベット語で「プー・タン・プーチェンボ(bod dang bod chen po)」。
チベット人自身による チベット全域に対する区分方法の一つ。
*「プー(小プー)」:中央チベット(現西蔵自治区の大部分)。
* 「大プー」:アムド地方・カム地方から成るチベット東部(西蔵自治区東部の
チャムド地区・ 四川省
ガパ州・ 雲南省 デチェン州などから成るカム地方と、 青海省全域・
甘粛省ケンロ州・ 四川省 ガパ州
などからなる アムド地方)を指す。
「チベット三州」:チベット語で「プー・チョルカ・スム(bod chol kha gsum)」、チベット全土を三分する、
チベットの地理的区分法式の一つ。単に「三州(チョルカ・スム)」とも。
*「仏法の州ウーツァン(dbus gtsang chos kyi chol kha)」:中央チベット(
西蔵自治区の大部分
*「人の州ドトェ(mdo stod mi'i chol kha)」:カム地方( 西蔵自治区東の チャムド地区、 四川省ガパ州、
雲南省 デチェン州など)
*「馬の州ドメー(mdo smad rta'i chol kha)」:アムド地方( 青海省全域、
甘粛省ケンロ州、 四川省
ガパ州など)
「チベット十三万戸」:チベット語で「プー・ティコル・チュクスム(bod khri skor bcu gsum)」、
単に「十三万戸(ティコル・チュクスム)」とも。モンゴル帝国期、チベット各地の有力領主たちが万戸制に
基づく「ティ・プン」(万戸長)に任じられたことに由来する呼称。
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国家元首:ダライ・ラマ法王
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首都:ラサ
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人口:チベットに600万人。チベット自治区209万人、その他はチベット自治区以外の
チベット人地区に住む。
及び亡命チベット人、世界に約134,000人。その数は年々増加の一途をたどっています。
*中国の2000年の国勢調査「第五次人口普査」で「蔵族」として識別された数5,416,021人、
亡命チベット人約15万人となっています。
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民族:チベット族、オイラト・モンゴル族、回族、漢民族
近年、漢族の人口が突出して急増するとともに、人口比が激変しつつある。
チベット民族の分布
チベット民族 (bod rigs) は、ブータン、ネパール、インド、中国の4か国に分布する。
ブータンはこの民族自身が樹立した唯一の国連加盟国で、他の3か国においては「少数民族」として
分布している。チベット民族の分布地域の面積・人口とも、大部分が中国の統治下におかれている。
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言語:チベット語(チベット・ビルマ語系)
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宗教:チベット仏教
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「チベット」の語源:サンスクリット語で天国を表すtrivistapaが転化したもの。
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チベットはインド・ブータン・ネパール・東トルキスタン・中華人民共和国・ミャンマーと国境を接しています。
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参照:ダライラマ法王日本代表部事務所・Wikipedia
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