東トルキスタン教育協力協会がウイグル難民と青少年に愛国教育と民族教育を行っている

  今年５月トルコのイスタンブールで設立された東トルキスタン教育協力協会がイスタンブールに在住する東トルキスタン難民の子供たちの夏休みに合わせて民族教育を行って、普段土日を利用し、ウイグル難民や青少年に民族教育、愛国教育、宗教教育を行っているのである。

東トルキスタン教育協力協会の事務所（イスタンブールの旧市街）

  東トルキスタン教育協力協会の先生がイスタンブール在住のウイグル、カザック難民の子供たちを集め、ウイグル文字、伝統文化、愛国教育、イスラム教の基礎知識、道徳教育などを行っているのである。

　トルコ在住の東トルキスタン難民と子供たちはトルコ語教育を受けるため、東トルキスタンのようにウイグル語、カザック語教育を受けるチャンスはなく、大人になっても東トルキスタンの国語であるウイグル語が出来ず、祖先が書き残した書籍、文化遺産、歴史、宗教文化を読めないのは現実であるが、東トルキスタン教育協力協会がこの問題を解決するために、まず教科書を作って、ウイグル文字、文化を難民及び子供たちに教えているのである。

　東トルキスタン教育協力協会がイスタンブール市役所と協力し、文化センターのホールを借りて授業を行っている雰囲気。

東トルキスタン難民の子供たちが男女のグループに分け授業を受けている。

東トルキスタン教育協力協会は子供、主婦も含め、毎週定期的にウイグル難民に協会のオフィス及び難民キャンプにて民族伝統教育、道徳教育、愛国教育、宗教教育を行っているのである。

  東トルキスタン難民が中央アジア、パキスタン、サウジアラビア、アフリカからトルコに来て、国連難民署に難民申請を出し、ヨーロッパ、アメリカ各国が受け入れてくれるまでトルコで待ち合わせし、国連難民署が受けてくれなかった場合、トルコ内務省に国籍申請を出すのである。イスタンブールは東トルキスタン難民が最も多い都会である。東トルキスタン教育協力協会はウイグル難民を中心に設立した組織である。

ウイグル太郎

２００６年１２月３日

http://www.turkistanim.org

E-Mail: japan@turkistanim.org