イスタンブールで東トルキスタン教育・協力協会が設立した

 

トルコ在住の東トルキスタン難民が5月24日イスタンブールでトルコ政府の許可を得て「東トルキスタン教育・協力協会」を設立した。トルコのカイセリに本部を置く東トルキスタン文化と協力協会、アンカラ支部、イスタンブールの東トルキスタン組織、イスタンブール市役所や、欧米、サウジアラビア、中央アジアの東トルキスタン組織や愛国者などが東トルキスタン教育と協力協会の設立を支持したのである。

 東トルキスタン教育・協力協会はイスタンブールの旧市街、トップカプとアクサライの間、路面電車の通る中心街に位置しており、交通の便利な、目立つ場所(5階と6階)にある。(家賃は1000ドル)

  アタウラ・シャフヤル博士が会長に選ばれた(写真中央)。5月24日の午後、教育協会でアタウラ・シャフヤル会長は東トルキスタン教育協会の設立、活動計画を公表したのである。開幕式に東トルキスタン文化協会のセイット・トゥムトゥルク会長、アンカラ東トルキスタン文化協会にハイルラ・エフェンディギリ会長が発言し、東トルキスタン教育協会の設立を祝福した。

 開幕式に、イスタンブール在住のウイグル難民、カイセリ、アンカラ在住のウイグル難民、東トルキスタン組織の代表及びトルコ人研究者が参加した。

東トルキスタン教育・協力協会の常務(一部)会長室にて。東トルキスタン文化&協力協会本部のセイット・トゥムトゥルク(後列左から2人目)が教育協会の副会長を兼任した。

 東トルキスタン教育と協力協会が設立してから、トルコを中心に中央アジア、欧米のウイグル難民及びウイグル青少年に民族教育、宗教教育を行うために、ウイグル知識人を動員させ、「タフスィール」(コーランの解釈)をアラビア語から現代ウイグル語に翻訳し、出版した。このタフスィールは計3冊で、全部で2100ページ)、「ウイグル語と文学」、「愛国教育」、「民族啓蒙」、「我々の宗教を勉強しよう」(2冊)、「東トルキスタン青年の義務」などの書籍、雑誌を出版し、トルコ及び周辺国家にいるウイグル人難民に発行している。
20世紀の初めに、有名なウイグル思想家、宗教家、歴史家であるアブドゥカディル・ダモラ(中国侵略者によって43年間も収監されたアブリズ・マフスムの父親)カシュガルでこう言った:「民族が 非難、辱められる理由は、無知と協力しないからである」。

 東トルキスタン教育・協力協会がアラビア語から現代ウイグル語に翻訳したタフスィール(コーランの解釈)。3冊、計2100ページ。中国の妨害によって20世紀に翻訳は許されなかったが、今年教育協会によってイスタンブールで初めて翻訳、出版された。この書籍は東トルキスタン国民と青少年にイスラムの教えを正確に伝えるには重要な役割を果たすと同時に東トルキスタンの文化遺産として子孫に残されるのである。

 今日では、世界中覇権主義の拡大、不正義の高まり、種族差別の深刻化などは我が民族に目覚めることの重要性を警告している。東トルキスタン国内では、中国侵略者は民族伝統教育、宗教教育を禁止し、彼らの中華思想を強制的に押し付け、同化するのと同時に反対者に様々な罪名をつけて弾圧しているのである。私たちは祖先の跡を継ぎ、知識を得て、団結し、協力し、祖国と民族を守らなければならないのである。東トルキスタン難民は教育と協力協会をその目的で設立したのである。
 東トルキスタン教育・協力協会は、東トルキスタン国内と海外で、東トルキスタン国民に最も必要な物質的、精神的領域で活動する。
 

 東トルキスタン教育協会は、東トルキスタン国民レベルを高め、連合、団結精神を強化し、将来子孫の優良な成長に必要な教育と宣伝活動をする。海外の東トルキスタン難民及び移民の団結に有利な活動を展開し、 ほかの東トルキスタン組織及び学校と連絡し、学生に有利な条件を備え、卒業生と難民の就職問題を解決し、民族の為に活動する意志のある国内外の青年の思想統一に努力し、東トルキスタン国民の道徳、民族伝統の汚染を防ぐために有利な書籍を出版し、論文などを発表する。
 

 当教育協会は圧迫下の東トルキスタン国民を助けるために、イスラム教の精神に合う、東トルキスタンの現状に適する様々な活動を行う。


 東トルキスタン教育協会は東トルキスタン国内外の愛国者で、祖国の為に貢献する意識を持ち、信念の健康なトルキスタン人を当協会の会員になる資格を有するとみなす。

 

東トルキスタン教育&協力協会によって最近出版した書籍と資料。

 東トルキスタン教育・協力協会はインターネットでウイグル語、トルコ語、英語、日本語、アラビア語、中国語、ウルド語で東トルキスタンの現状を広げると同時に、東トルキスタン国民に民族教育を行っております。

ホームページは:http://www.maariponline.org/

 

 東トルキスタン教育協会のオフィスとイスタンブールのセファキョイに新たに開いた難民キャンプで東トルキスタン難民や青少年に民族教育を行っております。教育設備(パソコン、スライド映写機)、教科書、参考書、音声設備、 インターネット使用費、連絡費、活動費などが必要となっております。
 これからも日本の皆様がご支援していただければ幸いです。 

 

ウイグル太郎

2006年10月24日

 

http://www.turkistanim.org

E-Mail: japan@turkistanim.org

 



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