フセイン・ジェリリ氏、ウズベキスタン政府によって逮捕され中国に引き渡された
アメリカの自由アジアラジオ(RFA)の6月26日の報道によると、カナダ国籍の(ウイグル人)フセイン.ジェリリ(Huseyin
Jelil, 38歳)はウズベキスタンに住む親戚を尋ね、3月26日タシケントでウズベキスタン警察によって逮捕され、3ヶ月に渡った尋問後、ついに中国に引き渡されてしまったのである。
カナダ外務省の関係者はカナダ在住のジェリリ夫人に、フセイン.ジェリリ氏が中国に引き渡されたことを伝えたのだ。
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フセイン.ジェリリ氏は2001年トルコで国連難民署経由で難民の資格を取り、カナダに受け入れられ、昨年カナダの国籍を取得したのである。今年の3月に奥さんと子供3人を連れて、タシケントに親戚を会いに行った際にウズベキスタン当局によって逮捕され、カナダ政府、国際人権組織、アムネスティ.インターナショナル、海外の東トルキスタン組織の交渉、抗議にも関らずに、ついに中国に引き渡されたのである。
4月26日カナダ国会でフセイン・ジェリリ氏の逮捕事件について記者会見が行われた。アムネスティ・インターナショナルカナダ部のアレックス・ネベ(Alex
Neve)秘書長、フセイン・ジェリリ夫人カミレ(Kamile
Telendibaeva、元ウズベキスタン国籍のウイグル人)、カミレさんの弁護士のクリスト・マクロード(Chirst
Macleond)氏及びカナダ国会議員がフセイン・ジェリリ氏の逮捕についてと会談した。
フセイン.ジェリリ氏は東トルキスタンのカシュガル生まれ。宗教教育を受けた青年で、宗教教育を行ったという罪名で1993年逮捕され、釈放後キルギスタンに逃げ、さらに同国で再度逮捕される。1年半後、無罪放免となり、その後トルコに渡り、国連難民署トルコオフィスに難民申請を出し、2001年カナダに受け入れられたのである。
ウイグル太郎
2006年6月 27日
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